北川 達也オフィシャルファンサイト

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神職資格を取得し、神道、仏教、日月神示などの
解説者として活躍。
神示に基いて、世界情勢や
人生の本質を伝えるセミナーを主催。

Tatsuya Kitagawa

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『ブッダの獅子吼』の書評
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今すぐ実践したい原始仏典・法華経のエッセンスを網羅できる1冊

書名
ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門
著者
北川 達也
出版
コボル
発行
2020年12月1日
価格
1,500円+税
頁数
288ページ
評者
井口 まどか

試し読み

◆ダイジェスト 評者:井口 まどか

 私たちは、仕事、恋愛、人間関係などで、苦しんだり悲しんだりすることがあります。それらから逃れ、楽になりたいとも思っています。

 本書を通じて、悩みや苦しみの本質や、それらを消し去る方法をブッダの教えから学べるのです。

 その教えを私たち現代人にわかりやすく解説しているのが、本書の著者である北川達也氏です。

 北川氏は神職養成機関で取得できる最高階位の「明階(めいかい)」を授与され、ソフトウェア開発の会社経営を行いつつ、神道の精神を伝えるためのセミナーを定期的に開催しています。

 また、仏教思想研究家の植木雅俊氏に師事し、公益財団法人中村元東方研究所・東方学院の研究会員として原始仏教を学んだ経歴があります。


《 すべての苦しみの根本は「無明(むみょう)」に起因する 》

 私たちは、なぜ思い通りにならないと、苦しんだり悩んだりするのでしょうか。人の苦しみの根本を探っていたブッダは、最終的に「無明(むみょう)」にたどり着いたのです。

 仏法では、「無明」は悪事を超えるほどのケガレであるといいます。

 ブッダによると、無明とは「四諦(したい)」を知らないことであり、反対に、四諦を知ることで苦しみを取り除くことができるのです。

 四諦とは、苦しみという真実(苦諦)、苦しみの原因(集諦)、苦しみの消滅(滅諦)、苦しみの消滅へ至る道(道諦)です。

 私たちは生きている以上、生老病死などの苦しみから逃れることはできません。そもそも苦しみはつきものだという真実を受け入れることが必要です。

 また、本能的欲望(渇愛)があるからこその苦しみであり、渇愛が原因であるという真実を知り、これを制御することが苦しみを消滅させるポイントであるとブッダはいいます。


《 「八正道(はっしょうどう)」は渇愛をコントロールするための実践方法 》

 渇愛を制御するための具体的な実践方法を記したのが「八正道」です。

 八正道とは、
・四諦についての「正しい見方」(正見)
・危害を与えないことなどの「正しい考え」(正思)
・偽りなどから離れた「正しい言葉」(正語)
・殺し・盗み・淫行から離れた「正しい行い」(正業)
・邪な生活から離れた「正しい生活」(正命)
・善を心掛ける「正しい努力」(正精進)
・心身を客観的によく観察した「正しい気づき」
・心を落ちつかせた「正しい精神統一」(正定)
をいいます。

 八正道の実践には、特殊な能力も苦行も必要ありません。日常生活の中で心がけるだけで、簡単にできることばかりです。

 具体的には、「足るを知り、食事は必要な量にとどめる」、「喜びの呼吸法を行う」、「他者のことを自分に置き換えて考える」、などです。

 筆者の北川氏も喜びの呼吸法を実践しており、何回も繰り返すうちに本当にうれしい気持ちがわいてくると本書で述べています。

 これは、喜びをもって息を吸い、喜びをもって息を吐くだけの、簡単な呼吸法です。北川氏は、回数、場所、時間などにこだわらず、いつでも気が向いたときに行うことを勧めています。


《 真の自己を頼りにし、法を拠り所とする 》

 私たちは恐怖にかられたり、苦しみに苛まれたりしたときに、山々や樹木などの大いなる自然、家族や友人といった自分以外の対象に依存しようとします。

 しかし、問題解決の糸口をつかめることがあっても、最上の拠り所ではないとブッダはいいます。

 また、「真の自己を頼りにし、法を拠り所にせよ」というのがブッダの主張です。

 真の自己とは、法を拠り所にする人の行いに現れる仏性をいいます。本書は、法に目覚め、
 真の自己に気づきたい方が読むべき1冊です。

◆一言コメント 評者:井口 まどか

 「原始仏典」と聞くと、堅苦しいイメージを持つ方もいると思いますが、その中で説かれている教えは、難しいものでも厳しいものでもなく、身近なところから実践できる内容です。本書では、そうしたブッダの教えが1つ1つわかりやすく解説されており、スラスラ読めます。法のエッセンスに触れたい方におすすめの1冊です。

◆注目の文章ピックアップ(著書からの引用)

・八正道の正精進とは、根性や気合を入れて苦痛に耐え忍ぶことではなく、善を心掛ける「正しい努力」のことをいいます。

・生まれを問うことなかれ。行いを問え。

・私たちにとっては、ブッダの最初の悟りを文献などで探求することよりも、本書でお伝えしているような具体化した法をいろいろな角度から満遍なく「知って、理解して、実践すること」のほうがはるかに大切なことといえます。

・「行ったことは、目には見えなくても、なくならない」

・私たちにできることは、いい死後の世界を求めることではなく、短い生涯の中で、「人を大切にする行い<善行>」をどれだけ積めるかなのです。

・そして、全ての人が「人を大切にする行い<善行>」をするようになったときにブッダの理想とする世界が訪れるのです。

・善き友をもつこと、善き仲間のいること、善き人々に取り巻かれていることは、清浄行の全体である。

・実は「人の行いを支えるもの<法>」こそが、私たちの生きる意味の支えとなるものなのです。

◆amazonリンク

書名
ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門
著者
北川 達也
出版
コボル
発行
2020年12月1日
価格
1,500円+税
頁数
288ページ

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