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神職資格を取得し、神道、仏教、
日月神示などの解説者として活躍。
神示に基いて、世界情勢や人生の本質を
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Tatsuya Kitagawa

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『ブッダの獅子吼』の書評
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ブッダを知ることが出来る仏教入門本

書名
ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門
著者
北川 達也
出版
コボル
発行
2020年12月1日
価格
1,500円+税
頁数
288ページ
評者
福嶋 恵美

試し読み

◆ダイジェスト 評者:福嶋 恵美

 ブッダという言葉は、「法に目覚めた人」のことを指す言葉です。この本では、ゴータマ・ブッダのことをブッダと呼んでいます。
ブッダの教えは現代の日本人にとても役立つことですが、一般に広く知られていることは多くありません。現代の人たちにも分かりやすく、興味を持ってもらいやすいように本書は書かれています。

 ブッダは釈迦族の王子として生まれ「快楽な生活」をしていましたが、宮殿から出た際に修行者に遭遇します。その姿に心動かされ、何かしらの善を求めて出家し、「苦行の生活」をします。6年の歳月がたった頃、「苦行の生活」には得られるものは何もないと知りました。
その後35歳で「中道」という「法に目覚めること〈悟り〉」を得ました。
「中道」とは、「快楽の生活」と「苦行の生活」どちらに片寄ることなく、その両極端の道を避ける道のことを言います。

 ブッダは「中道とは、八正道のこと」と言われましたが、八正道とは苦しみの消滅へと至る道のこと。苦しみをコントロールするための実践法が八正道です。
八正道は
・正見(四諦について「正しい見方」のこと)
・正思(危害を与えないことなどの「正しい考え」のこと)
・正語(偽りなどから離れた「正しい言葉」のこと)
・正業(殺し・盗み・淫行から離れた「正しい行い」のこと)
・正命(酒浸りなど、邪な生活から離れた「正しい生活」のこと
・正精進(善を心掛ける「正しい努力」のこと
・正念(心身を客観的によく観察した「正しい気付き」のこと)
・正定(心を落ち着かせた「正しい精神統一」のこと)からなります。

 その他具体的に法について書かれ、
・四諦(苦しみを中心に見た考え方)
・八正道(人の道理を中心に見た考え方)
・縁起(関係性を中心に見た考え方)
・非我(所有を中心に見た考え方)
・死(人の命を中心に見た考え方)
・無常(時間を中心に見た考え方)
・空(実体を中心に見た考え方)があります。

 これら具体化した「法」は説き方が違うだけで、一つの「真の自己」の発見に集約されます。
ブッダの教えをしっかりと理解し、善行を行うことが大切です。善行とは「人を大切にする行い」のことです。
いつも笑顔でいること優しさのある振る舞い、身による善行をし、あいさつや優しい言葉の声掛けで口による善行をし、人を大切に想う気持ちを持つことで意の善行をします。因果応報「良い業」をすれば「良い報い」があり、「悪い業」をすると「悪い報い」があります。
それでも非難や中傷、デマなどを言われることもあります。どのようなことが起きようとも、「人を大切にする行い(善行)」を積んでいくことが、「忍耐」となります。
このようなブッダの教えを知り、毎日毎分善行を積み重ね、ブッダのように法に目覚めることができます。

 真の自己に目覚めた人は
・自分に生きる意味があることに気づく
・自分の命の尊さに気づく
・自分と同じように、他者の命の尊さにも気づく
と言われています。

 ブッダは答えを出さないこと〈無記〉も大切なことだとしています。
最近の世の中白黒ハッキリさせることが正しいとしたり、誰かを悪に仕立て上げる風潮がありますが、そのようなことをしても無意味です。無意味な思考や答えは出さないことが大切だとしています。

◆一言コメント 評者:福嶋 恵美

 今までブッダ=悟りを開いた人という認識しかありませんでしたが、この本を読み、ブッダのことやその教えがとても分かりやすく書かれていました。その教えは今の世の中に役立つことが多く、これからの生き方に影響がありそうです。

◆注目の文章ピックアップ(著書からの引用)

・悟りとは「法に目覚めること」をいいます。目覚めるとは「知って、理解して、実践すること」

・本来、信仰に対して疑問を抱くことは正しい心構え

・ブッダは、無条件に受け入れなければ成り立たなくなる教えではなく、誰もが言葉によって理解できる教えを説いていた

・最終的にブッダの教えの目指したところは「清浄」でした。清浄とは、「法に目覚めて心が清らかになること」をいいます。

・「苦行の生活」では得られるものが何もない

・中道とは、「快楽の生活」と「苦行の生活」のどちらにも片寄ることなく、その両極端を避ける道のこと

・五戒・偽りを言わないこと(正語)・殺さないこと(正業)・与えられていないものを盗まないこと(正業)・淫行をさけること(正業)・わざわいを起こすもととなる飲酒をさけること(正命)

・五つの戒めを守ることは、生きていく上での基礎となる

・八正道の正精進とは、善を心掛ける「正しい努力」のことを言います

・命懸けで母が子を守るように、無量のいつくしみの心を起こしなさい

・無量とは、多種多様で、妨げなく、計り知れないほど多いことをいいます。慈しみとは、見返りを求めない愛情のこと

・正念とは、心身を客観的によく観察した「正しい気づき」のこと

・会議を開いて人々が集まっている国や組織は、繁栄が期待される

・動物の種属の間での区別はあるが、人と人の間での生まれた基づく特徴の区別は決して存在しない

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書名
ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門
著者
北川 達也
出版
コボル
発行
2020年12月1日
価格
1,500円+税
頁数
288ページ

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