『神示詩集』の書評
北川達也オフィシャルファンサイト
4つの教えがひとつにまとまり共鳴し合う贅沢な詩集
- 書名
- 黒住・天理・金光・大本 神示詩集
- 著者
- 北川達也
- 出版
- コボル
- 発行
- 2026年10月13日
- 価格
- 限定普及価格1,000円+税
- 頁数
- 144ページ
- 評者
- 井口まどか
◆ダイジェスト 評者:井口まどか
本書は、神職の資格を持つ実業家であり、著者の北川達也氏が、黒住、天理、金光、大本の四つの教えの原典から抽出した言葉を再構成し、詩の形式で綴った書籍です。四教は起源も神観も異なりますが、本書を通じて体系化されており、ひとつの教えのようにまとめられています。私たち日本人の源流を改めて知り、気づきを得るとともに、生き方や在り方を見つめ直す良いきっかけとなる一冊です。
《四教の源流が互いにリンクする》
本書には、神示として現れた、黒住、天理、金光、大本の四教の言葉が詩として綴られています。黒住は「人の道」、天理は「親心の道」、金光は「信心の道」、大本は「神国の道」が源流であり、一見、方向性が異なるような印象を受けますが、すべての詩に目を通すと、まるでひとつの教えであるかのように言葉がつながっており、深いところで相互に関わり合っていることが伝わってきます。
例えば、四教の祭神はそれぞれ、天照大御神、天理王命、天地金乃神、国常立尊です。神観は異なるものの、人は神に造られた神の子であるという考え方は四つの教えに共通しています。私たちの心や体は借りもの、預かっているもの、あるいは授かったものであり、自分のものではないとの認識でもほぼ一致しています。
四つの神示は異なる形をとっているものの、分けずに見れば同じものを見ると著者も述べており、その言葉通り、四教の源流が互いにリンクするように再構成されています。
《心の曇りを取り除く》
大本においては、人は神の宮(神の働きが現れる心身)であり、神が人に移り、世を立て直すとも説いています。一方で、身霊が曇っていると神の働きが移ることはできないとも述べています。身霊の曇りは自分の利益だけを優先する「我よし」の考え方に起因し、いずれは己を滅ぼすことにつながるため、欲を捨て、神示に一心に従うことを説くのが大本の教えです。
こうした心の曇りは、黒住では「陰気」、天理では「埃」、金光では「悪い心」に該当します。「陰気」とは心が曇っている状態です。自他を分別せず、我をなくし、天に任せれば心が晴れている状態(陽気)が続き、日々楽しく過ごせるといいます。
「埃」は、人を助ける心に欠けた自己中心的な心の在り方です。この埃を払うには、他人の苦しみを見過ごさず、自分の苦しみとしてとらえ、助け合うことが重要だと説いています。
金光でいうところの「悪い心」とは、神から離れて心が曇る状態をいいます。悪い心に気づき、善い心(神に心が向かう状態)となるには、天地のおかげの中に生かされていることを認識し、何も心配せず、すべてを神にゆだねることが必要です。人を助けようとする心で日々生きることの大切さも述べられ、黒住や天理の教えにも通じるものがあり、ここにも四つの教えのつながりが示されています。
《この世は親神の恵みに満ちている》
天理では、万物を生み、人間を生かす神を「親神」と表現しています。親神とはすなわち、祭神である天理王命を表します。
親神は、すべての人間を慈しみ、助けようとするばかりであり、いかなる難からも無難へと導く存在であると本書に記載されています。
金光においても、神は人間を守り、罰を与えないといい、大本でも神の御心は悪の御霊をも助けるとの記述があります。つまり、私たちは親神の恵みに満ちた世に生かされており、常に守られていることに気づかされます。
先にも述べましたが、人は神に造られた神の子であり、私たちの心や体は神からの借りものであることを忘れず、私欲を捨て、世のため他人のために勤め、神示に一心に従うことの重要性が本書の随所にちりばめられています。これから訪れるミロクの世を迎えるにあたり、本書に綴られた有りがたい言葉を繰り返し読み、そこから得られる気づきを大切にしたい一冊です。
◆一言コメント 評者:井口まどか
異なる形をとっている四つの教えは、単独ではそれぞれ別もののように見えます。しかし、著者が述べているように、分けずに見ることで、同じ神示を見ることができるのです。大御神から降ろされた日月神示も想起させる、私たち日本人の心に響く、有りがたい言葉の数々が綴られた詩集です。
◆注目の文章ピックアップ(著書からの引用)
・道は絶えず続く これほど 有りがたきものはなし
・道とは 足ることを知るより他なし 足ることを知るほどに 有りがたきかな
・何事も 天命に任せる間 苦しみはなし
・有りがたきにて 暮らせば 有りがたきばかり 嬉しきにて 世を渡れば 嬉しきばかり
・親神は世の元 世を初められ ありとあらゆるものを 守護する
・この世は親神の体 世の隅々に至るまで 親神の恵みが満ちる
・人間の身体は親神からの 借りもの 親神の思いに従い 使わせていただく
・埃を払ううちに 心は澄み 助かりたい願いは 人を助けたい願いへと変わる
・一列の子どもは かわいいばかり 親神は 助けようとするばかり
・大難は小難に 小難は無難に 導く親心 いかなる難からも 無難へと 導かれていく
・喜びは 自分一人に とどまらない 手をたずさえて その喜びは 次々と広がり 共に分かち合う
・楽しさに満ち 喜びに包まれる 限りなき 慈しみのうちに 暮らす
・人間は おかげの中に 生かされて 生きている 人間は 人間らしくあればいい 天地日月の心
・受けたおかげを 人に伝える 神へのお礼 神に通う 神の取次
・悪い霊魂を 絶やすこともできるが 善へと立て替える 善へと生かして ミロクの世に立て直す
・ミロクの世 世界一列 日々に 嬉し嬉しと 勇んで暮らす
・心身は、神より預かりしもの。天地の恵み和合する。人は、神の御用に生きる。
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- 書名
- 黒住・天理・金光・大本 神示詩集
- 著者
- 北川達也
- 出版
- コボル
- 発行
- 2026年10月13日
- 価格
- 限定普及価格1,000円+税
- 頁数
- 144ページ
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